努力することは才能である
なにか仕事の目標や夢が決まっているのにそれに向って全力疾走しない。なんでなんだろう。
自分自身だけでなく、チームメンバーとのMBOなんかでも目標にむかうプロセスを徹底的にレビューして、根本原因と対策をうってきた。
こういう思想をもっていまの格差社会を理解しようとすると、負け組みも努力すればいいのにという発想になる。要は、仕事力を高める努力をしていないのだから、負けてしまうというわけである。でも、本当に努力はだれでもできるのか?すこし疑問におもっていた。なぜなら、他人の目標への取り組みを聞くと、やればいいことをやれていない。結構、当たり前のことをやるのって大変なんじゃないのか?
そんなときにへぇ〜と思った本。
- 作者: 松井秀喜
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: 新書
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P82の3章にこういうくだりがある。
努力することは才能である。
加賀市で晩年を過ごした硲伊之助さんという洋画家、陶芸家の言葉だそうです。
松井秀喜自身がこう語っている。
子供の頃だと、努力しないで出来る方が格好よく見えますよね。汗をかかずに楽々とやってのけたいという思いがあります。でも、僕にはそれができませんでした。努力しなければ、人並みににもなれないタイプでした。
そんなときに支えてくれたことばでした。試合に負けて、打てずに悔しいときに素振りをしながら、父が書いてくれた紙を見つめました。この言葉が、僕の希望でした。
こういう言葉をくれた松井秀喜の父親もとてもすばらしい。"