節目で判断したリーダ育成への関わり方

ここ10年は育成の専門家よりも実践派のほうに賭けようと思う。

大組織の中にいて課題を問題解決しているとリーダーシップの重要性を痛感することが多い。これから先の未来においてもリーダー像は変化するだろうけど(現に変化している)、その重要性は変わらない価値のある仕事だと思う。育成への関わり方は複数の選択肢が広がるけど、ここ10年は実践派を優先的に取り組もう。実践派というのは業務を通じて自身もリーダーを目指し、また輩出も目指す考え方だ。

あるGlobalリーダー育成専門会社のTOPの方からのお話を聞き、帰り道で振り返ったときに思った。僕の場合、現場を持っているほうが、自らが早いスピードで一人前のリーダーになるだろう信号を強く感じるし、それが育成にも役立つ。また、育成のプロセスを1つの機会では物足りず、むしろ対話を通じて成長の結果まで見ることに惹かれる。あとは、現場での自らの実践が育成への示唆を得られるし、そのほうが自分や周りが食べていけるだろう、という利己的な判断でもある。

あとは、仕事の旬の時期を意識せざるえない。仕事には旬の時期があり、いまやめると意思決定したら将来二度とそういう機会はない。仕事の自由度はある面年齢と共にどんどん制限されていっている(悪い面ばかりではない)。僕は自分の大組織への適応性がまったくないと確信しているけど、かといって独立してごちゃごちゃと生きるにはもう少し時間がいる。だから、もう少ししたたかに生きようと思う。