レンブラントを通じて気が付いた仕事のオリジナリティー

1月末にオランダに出張してレンブラントゴッホを見てきた。僕は画家の技術的な面は専門外だけど、時代を生き抜き食べていけるためのオリジナリティー開発と好きの追求には仕事への示唆があると思う。

絵画の世界では、肖像画について以下のような記述がある。

肖像画には、2つの主だった芸術上の問題がある。第一の問題は、単独の人物像を描いた作品すべてにあてはまることだが、どうすれば単調にならないかということだ。
(略)
肖像画の第二の問題は、どのようにして人格を描画するかということである。ルネッサンス以来、肖像画家はモデルの要望を写し取るだけでなく、その人格をもあらわにしなければならない、と考えられていた。

たしかにそういう課題はあったはずだ。この両方をレンブラントなりの知恵と工夫で「当たり前」打開している(詳細は本をご参照ください)。

さて、彼の工夫を現代に置き換えるとするなら、どんなオリジナリティーがあるのか?
僕は、仕事を単一的にとらえないことだと思う。よく人材マーケット別(30代コンサルだとか)、会社のポジション別(CFOCMO)、業務別(財務、SCM、法務)、従来の仕事の切り口もあるけど、もっと好きを軸にいろいろと組み合わせて食べていくことが、現代の僕らができる仕事のオリジナリティーだと思う。

レンブラント (アート・ライブラリー)

レンブラント (アート・ライブラリー)

レンブラント―光と影の魔術師 (「知の再発見」双書)

レンブラント―光と影の魔術師 (「知の再発見」双書)

レンブラント:1606-1669)