志向性のリトマス試験紙

自分の人生にとってものすごく大事な決断をして方向性を変えるとき、周りにいろいろな変化が起こる。そして、僕は相手の反応を興味深くみている。あるときは、重要性を共感してくれたり、応援してくれたり、または真剣にリスクについて考えてくる。組織の利害を超えて、僕個人に関心を向けてくれる人がいる。一方で、組織の中には様々なルールが張り巡らされていて、個人が志向性のおもむくまま突き進むとき、利害が生じることに着目する人だっている。

人に降りかかる各種問題を無視できないのは悪いことじゃない。見方をかえれば組織全体のアウトプット(パフォーマンス)に関心が向いているのである。そういう人は大組織に向いているよなぁとつくづく思う。僕みたいに組織の利益に反する個人の方向性でも面白そうだといって興奮するタイプは、大組織では間違いなく嫌われ者である。これは外資系とか日系に大差ないと思う(外資系だって中はどろどろしていることがたくさんある)。

要は、反応をみると個人の志向性が色濃くでるので面白く思うのです。自分の志向性を重視して道を切り開く、または切り開きたい人は、付き合う人を決め、付合わない人を決める覚悟をしていくことになるんだろうなと思います。