道具として英語を使いこなすための弱者の視点

数ある英語学習に関する学習法を様々な角度から見てきたけど、これは鋭い切り口だし希少。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20051010/p1

英語が上手だと自認して、人に「英語をどう勉強したらいいか」を語る人の大半が、「自分がどういう英語ができないか」を正直にディスクローズしていないように思う。だから、「そこそこ「英語ができる」人は、「細分化されたすべての分野での英語ができる」人なのではないか」という幻想が作り出されている。それによって、これから英語を学ぼうとする人の自信を喪失させたり、目的と合致しない英語の勉強を強いるという事態が引き起こされているように思う。

特に学校で英語がとりたてて好きだったというわけでない人は、何でもいいから、自分が熱中できること、どうしてもしなければならないこと、その領域を選んでDomain Knowledgeを持ち、そのことについての英語力だけを身につける努力を、まずするべきなのである。

僕は、本格的な英語学習を開始して1年が経過しているけど、センスがいいとは思えない。だから、とても参考になった。もし、言葉の重要性に気がついたけど、自己資源の配分において迷うようなことがあったら参考になると思う。

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

  • 手元にある本こちらの本も、比較的梅田氏と近い考え方で参考になった。

「超」英語法 (講談社文庫)

「超」英語法 (講談社文庫)

日本人の英語学習における大きな問題は、「一般的な言語能力が重要」と考えられていることだ。しかし、仕事の道具として英語を使う場合に実際に必要になるには、口語の場合も文書の場合も、専門用語だ。

と、細分化された英語力獲得の重要性を唱えている。