オリジナリティの源泉のタイプ

フューチャリスト宣言を読んだ。P113に脳科学者 茂木氏のこんな話があった。

過去の例でいうと、チャールズ・ダーウィン(1809-82)はまさに俯瞰性の人でした。あの人はもちろん、自分でビーグル号に乗ってガラパゴス諸島に言ったりしていますが、実際には驚くほど多種多様の文献を読んでいた。ダーウィンは案外、インターネット時代の人にイメージが近い。マルクスもそうですね。大英博物館の図書室を借りて、ありとあらゆる文献を読んで、「資本論」を書いたわけですから。ああいうタイプのオリジナリティというのは、これからも出てくると思います。

ダーウィンだって俯瞰的にみていた人なんだそうである。自分はダーウィン派だなんて恥ずかしくていえないけど、興味の対象が広いという意味では同じ。オリジナリティの作り方は本当に多種多様で、関心の組み合わせというあわせ技もあるのだ。

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)